■ 感情の「しみ」から生まれた、小さな存在たち
Shimimy(しみみぃ)は、誰かの心にそっと“にじむ感情”をテーマにしたキャラクターたち。
まるで、にじんだ水彩のシミがそのまま命を持ったように、ひとつひとつが日本語にしかない繊細な感情を体現しています。
登場するのは、「しょんぼり」や「ぬくもり」「ときめき」など、和の感情それぞれに、若菜色や錆浅葱(さびあさぎ)などの日本独特の伝統色がリンクした個性豊かな12体。

■ AI時代にこそ「偶然から生まれるカタチ」の美しさ
Shimimyはすべて、画用紙に垂らした“絵の具のしみ”を原点に、偶然生まれたカタチと感情から誕生しました。
それは、予測不能で曖昧で、だけど唯一無二の存在
AIでは決して生まれない「にじみ」というアナログの偶発性を表現したキャラクターです。
■ 「シミ」って、本当に“消すべきもの”ですか?
私たちが日常で出会う「しみ」——
壁の染み、ノートににじんだインク、子どもがいたずらして残った棚の染み、バッグにひっそりついてるコーヒーこぼした時の染み…
それらは一見、「汚れ」に見えるかもしれません。
でも、よく見てください。
いつの間にかそばにいて、
消えないまま、時間と共に愛着さえ芽生えてくるもの——それが“しみ”です。
Shimimyは、そんな「消さなくていい感情」や「忘れられない思い」を、そっと肯定する存在です。
■ Shimimyは、現代に生まれた八百万の小さな精霊たち
日本には古来から、「八百万(やおよろず)の神」という木や石、風、影…あらゆるものに魂が宿るという思想があります。
Shimimyたちも、そんな現代の八百万の存在。
誰にも見えないけれど、心の片隅にそっと棲んでいる、小さな精霊たちです。
■ おわりに
「ちょっと、心がしみた」
そんなときに寄り添ってくれる、静かな味方。
Shimimyは、「あなたの中の小さな感情」を、そっと肯定してくれる存在でありたいと思っています。
